勉強しないで後悔するくらいなら、
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勉強すれば、必ず力になる。
勉強すれば、必ず自分のためになる。
勉強すれば、後悔なんてしない。

~ 中学2年 数学 ~

Lesson 40   特別な平行四辺形(長方形・ひし形・正方形)

第5章 図形と合同

<前:L40- 特別な平行四辺形 の問題   L41- 平行線と面積 の問題:次>


    ※証明の方法は、以下の解答の他にも色々あるかもしれないよ!
     他の方法を見つけるのもとても勉強になるので、ぜひ探してみてね!


【練習問題1】
以下は四角形について述べたものである。
(  )にあてはまるものをア~エから選びなさい。
ただし、語句は1回のみの使用とする。

 ア:平行四辺形  イ:ひし形  ウ:正方形  エ:長方形

    ≪答≫
[1] 対角線の長さが等しい四角形は( エ:長方形 )である。

[2] 対角線が垂直に交わる四角形は( イ:ひし形 )である。

[3] 対角線の長さが等しく、また垂直に交わる四角形は( ウ:正方形 )である。

[4] 長方形、ひし形、正方形は、いずれも( ア:平行四辺形 )の性質がある。

【練習問題2】
平行四辺形ABC Dに以下の条件が加わると、それぞれどんな四角形になるか答えなさい。
ただし、対角線の交点をOとする。

[1] ∠B=90°

    ≪答≫ 長方形

[2] ∠DOA=90°

    ≪答≫ ひし形

[3] AC=BD

    ≪答≫ 長方形

[4] AC⊥BD

    ≪答≫ ひし形

[5] AC⊥BD,AO=BO

    ≪答≫ 正方形

[6] AO=BO=CO=DO

    ≪答≫ 長方形

[7] AD=C D,AC=BD

    ≪答≫ 正方形

ひし形

【練習問題3】
右図のひし形ABC Dの対角線の交点をOとする。
このとき、AC⊥BDであることを証明しなさい。

    ≪答≫

    △ABOと△ADOにおいて、

    ひし形の4辺はすべて等しいので、
    AB=AD  ・・・(1)

    平行四辺形の対角線は、それぞれの対角線の中点で交わるので、
    BO=DO  ・・・(2)

    また、AOは共通なので、
    AO=AO  ・・・(3)

    (1),(2),(3)より、3組の辺がそれぞれ等しいので、
    △ABO≡△ADO

    合同な図形の対応する角は等しいので、
    ∠AOB=∠AOD

    ∠AOB+∠AOD=180°だから、
    ∠AOB=∠AOD=90°

    よって、
    AC⊥BD

正方形

【練習問題4】
右図の正方形ABC Dの対角線の交点をOとする。
このとき、以下のことを証明しなさい。

[1] AC⊥BD

    ≪答≫
    △ABOと△C BOにおいて、

    正方形の4辺はすべて等しいので、
    AB=C B  ・・・(1)

    平行四辺形の対角線は、それぞれの対角線の中点で交わるので、
    AO=CO  ・・・(2)

    また、BOは共通なので、
    BO=BO  ・・・(3)

    (1),(2),(3)より、3組の辺がそれぞれ等しいので、
    △ABO≡△C BO

    合同な図形の対応する角は等しいので、
    ∠AOB=∠COB

    ∠AOB+∠COB=180°だから、
    ∠AOB=∠COB=90°

    よって、
    AC⊥BD

[2] AC=BD

    ≪答≫
    △ABCと△DC Bにおいて、

    正方形の4つの辺と角はすべて等しいので、
    AB=DC  ・・・(1)
    ∠ABC=∠DCB  ・・・(2)

    また、BCは共通なので、
    BC=CB  ・・・(3)

    (1),(2),(3)より、2組の辺とその間の角がそれぞれ等しいので、
    △ABC≡△DC B

    合同な図形の対応する辺は等しいので、
    AC=BD

長方形

【練習問題5】
右図の長方形ABC Dの対角線の交点をOとする。
このとき、AC=BDであることを証明しなさい。

    ≪答≫
    △ABCと△DC Bにおいて、

    長方形の4つの角はすべて等しいので、
    ∠ABC=∠DCB  ・・・(1)

    平行四辺形の対辺は等しいので、
    AB=DC  ・・・(2)

    また、BCは共通なので、
    BC=CB  ・・・(3)

    (1),(2),(3)より、2組の辺とその間の角がそれぞれ等しいので、
    △ABC≡△DC B

    合同な図形の対応する辺は等しいので、
    AC=BD

長方形とひし形

【練習問題6】
右図の長方形ABC Dで、辺AB,BC,C D,DAの中点をそれぞれP,Q,R,Sとする。
このとき、四角形PQRSがひし形であることを証明しなさい。

    ≪答≫
    △APSと△BPQにおいて、

    長方形の4つの角はすべて等しいので、
    ∠A=∠B  ・・・(1)

    点PはABの中点なので、
    AP=BP  ・・・(2)

    また、点S,QはそれぞれAD,BCの中点なので、
    AS=BQ  ・・・(3)

    (1),(2),(3)より、2組の辺とその間の角がそれぞれ等しいので、
    △APS≡△BPQ  ・・・(4)

    同様にして、
    △APS≡△C RQ  ・・・(5)
    △APS≡△DRS  ・・・(6)

    (4),(5),(6)より、
    △APS≡△BPQ≡△C RQ≡△DRS

    よって、
    PS=PS=RQ=RS

    4つの辺がすべて等しいので、
    四角形PQRSはひし形である

三角形とひし形

【練習問題7】
右図の△ABC の∠Aの二等分線と辺BCとの交点をPとし、
点Pから辺AB,ACと平行な線をひき、交点をそれぞれ点Q,Rとする。
このとき、四角形AQPRがひし形であることを証明しなさい。

    ≪答≫
    △QAPと△RAPにおいて、

    AQ∥RP,AR∥QPで錯角は等しいので、
    ∠QAP=∠RPA  ・・・(1)
    ∠QPA=∠RAP  ・・・(2)

    APは共通なので
    AP=AP  ・・・(3)

    (1),(2),(3)より、1組の辺とその両端の角がそれぞれ等しいので、
    △QAP≡△RAP

    ここで、仮定より、
    ∠QAP=RAPなので、
    (1),(2)より、
    ∠QAP=∠RPA=∠QPA=∠RAP

    △QAPは∠QAPと∠QPAを、
    △RAPは∠RAPと∠RPAを
    底角とする二等辺三角形なので、
    QA=QP=RA=RP

    4つの辺がすべて等しいので、
    四角形AQPRはひし形である

平行四辺形

【練習問題8】
右図の平行四辺形ABC Dで、4つの内角の二等分線に囲まれてできる四角形PQRSが長方形であることを証明しなさい。

    ≪答≫
    AD∥BCなので、
    ∠ABC+∠BAD=180°
    だから、
    ∠ABS+∠BAS=180°÷2=90°
    よって、
    ∠ASB=180°-90°=90°
    対頂角は等しいので、
    ∠RSP=∠ASB=90°

    同様にして、
    ∠RSP=∠SPQ=∠PQR=∠QRS=90°

    4つの角がすべて等しいので、
    四角形PQRSは長方形である

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